就職活動がよくわからない①

 よくわかる算数、よくわかる気候変動、よくわかる自動車保険など、よくわかるシリーズがたくさんあるけれど、よくわかる就職活動と言うのはない。

いや、正確に言えばある。サーチすればいくらでも出てくる。だが、よくわからない。

 

就職活動では「自己分析」「業界・企業研究」「自己PR」「志望動機」「筆記試験対策」「面接対策」などがよくタイトルとして挙げられる。

企業に入社する為には「書類選考」があって「筆記試験」があって「面接」があるから、これらに対応して上記の6つがあるようである。

 

それで大抵の就職活動をする人は何から始めるかと言えば「説明会」と言うのに行く。説明会は、企業が行っているもので、自社はどういう仕事を行っているのかを説明する場であるらしい。それが毎年変動しながら冬から春にかけて行われている。

そういう訳で、就職活動は大量の説明会回りからはじまる。午前中11時から東京のどこどこ、14時からは新宿のどこどこ、16時からは新橋のどこどこ、と、この時期の就活生はオフィス街を飛び回る。

 

それで、それが終わると書類選考である。「エントリーシート」は一般にESと呼ばれ、それを企業の指定日までに欄を埋めて提出する。ESは自社のHPでダウンロードさせたり、上記の説明会で配布されたりする。住所、本籍地、経歴、学生時代に頑張った事、志望動機、自己PR、趣味、写真などの欄を埋めて提出するのである。

 

概ね、書類で落ちるが通れば筆記試験がある。筆記試験はリクルートが提供している問題、通称「SPI」などを行わせる。会場で行わせるところもあれば、インターネット上で行わせるところもある。問題のレベルは偏差値が40~50くらいの中学入試と同じくらいだろう。

 

概ね、筆記試験で落ちるが通ると面接がある。なお、試験と面接は前後する場合がある。基本的に、面接は複数回行われるものである。1回目の面接は「1次面接」と呼ばれ、次回以降は「2次面接」「3次面接」…となる。最後の面接を「最終面接」、役員が出て来るのを「役員面接」だとかいう。志望動機と自己PR、会社に入って何がしたい、会社に入って何が出来る、だとかが聞かれる訳である。

 

概ね、1次面接で落とされるが通ると2次以降の面接がある。ここら辺の面接で「圧迫面接」と言うのがある。これは、理不尽な事をひたすら言われる面接である。企業の言い分としてはストレス耐性を確かめたいらしい。

 

概ね、圧迫面接で落とされるが、クリアーすると最終面接である。役付が来て、入社する意志の最終確認を行う。ここで、落ちる人もいる。

 

そうして、最終面接を通れば内定と言う事になるらしい。

 

 

よくわからない。